引っ越して一番よかったのは
とにかく以前の小学校に子供を通わせないで済むようになったこと。
特にトラブルがあったわけではないけど
あたしはどうも気に入らなかった。
評判のよい先生はみんな塾の講師のように
仏頂面だけど、45分でめいっぱいの問題を黒板に解いて見せていた。
そういう先生に限って差別発言(知的障害のある子に「バカ」「頭悪い」は日常茶飯事。)を連発していたが、
それでも母親たちは「いい先生だ」と絶賛していた。
クラブ活動はないし、音楽会や遠足などの行事が極端に少ない。
PTAや地域の行事に先生は参加しない。
グラウンドを我が者顔で使い、運動会では朝からビールにタバコ・・・の
少年野球のスタッフたちに、全力で気を使いながら、先生たちは小さくなっていた。
理由はずっとわからなかったけど、ものすごく不自然な空気があったし、
いろいろよからぬ噂が多くて、一言で言えばダーティで気持ち悪かった。
ほんの300メートル離れたところに引越しただけだが
子供たちの運命は地中から天国・・・ぐらいの勢いで引き上げられた。
校長先生は「いつでもいらしてください」と笑顔だし
放課後には、近所のボランティアのおじちゃん・おばちゃんが5時まで子供たちと一緒に遊んだり、宿題を見てくれる。
帰宅時も一緒に帰ってくれるので安心だ。
困ったことがあって担任に電話をしても
表面だけの「わかりました。気をつけます。」だけでなく
具体的に日々の出来事や、うちの子のウィークポイント・交友関係・クラスでのかかわりなどを教えてくれるし
今後の方向性についても、実現可能な範囲で話をしてくれるのでとてもありがたい。
早朝からクラブ活動があり、土曜日には野球チームが練習をする。
ぐりはバスケット部に入りながら野球チームにも入り、
学校の授業に組み込まれたクラブではソフトボールに入った。
毎日水泳との両立でバタバタしてはいるけど
それぞれにコーチや仲間が違い、とても仲良くしてもらえるので毎日機嫌がいい。
「お前、足遅いけど、スタミナあるからリバウンド取れ」と言われたのだと嬉しそうに昨夜話していた。
「足遅いっていわれても嬉しかったの?」と聞くと
「だって、そんなん自分もみんなもわかってることやしな
それよりも遅くても役割を先生が見つけてくれたのが嬉しいやんか」と。
・・・なるほど。そのとおりだ。
お勉強が遅いぐらは、居残り専門の教室で丁寧に先生から割り算を教えてもらいうれしそうにプリントを持ち帰ってきた。
クラスごとに担任が遅れたところをフォローするのではなく
その日に「居残り」を命じられた子どもたちがひとつの教室に集まり、
ひとりの担任外の先生がついて、あれこれ細かくプリントで教えてくれている。
まぁ、それでもなかなか・・・ぐらの場合はしんどい部分が多いのだけど
とにかくできなくても勉強が嫌でないというのはある意味すごいことだと(^^;;思える。
早朝練習のために早起きをしたり、
対外試合のためにお弁当を作ったり
多々ある行事のお手伝いや参加で
お母さんたちはてんてこ舞い・・・なのも事実だけど
結局のところ、そうやって親や地域の大人たち、
それにもちろん先生が寄り添っていかなければ
「いい学校」は作れないんだと思う。
「先生、いつも休憩時間遊んでくれる」
「前の学校と違って、ここの学校の先生は休み時間に職員室に行かないよ」
その結果「先生、いつも9時ぐらいまで学校にいるんだって」ということになっているようだ。
以前の学校は「4時」に電話するともうどの先生も「お帰りになりました」と言われた。
本当は5時くらいまで仕事しないとイカンのじゃないかと思うけど・・・どうなんだろう?
もし、これで同じお給料だっていうんなら
それはあかんのとちゃうか?と異議を唱える署名ぐらいしてあげたいくらいだ。
格差・・・といっていいのかどうかわからんけど
市の取り組みによって、こんなにも公立小学校がピンキリだとは思わなかった。
まぁ実際「ここはいいよ」っていう評判を聞いて引っ越してきたのは事実だけど
それにしたって想像できないほどの子供にとってのいいことがいっぱいあって驚きの連続。
今週末は中学と合同で遠足に出かけるそうだ。
生徒会と児童会の主催の行事・・・とのこと。
雨が降らないといいなぁ・・・お弁当考えておかなくちゃね。